2012年4月25日水曜日

『マリファナと抗がん剤』 アブナイお話し第4話・・・


「ザクロ」「毛はえ薬」に続いて今回はマリファナでトリップ・イキッパしながら前立腺がんが治るVery Happyで大変有難いお話をします。 

今回のお話はある書物での読後感からですが、印象的なのは、特養での癌末期患者の死は癌の自然死(?)が普通で、癌無治療の場合では痛みも、苦しみも無い、自然老衰であるらしい。
従ってモルヒネのお世話にならなくても往生できるらしい。
当然点滴も酸素吸入も必要ありません。自然死の実体験しない病院勤務の医師には想像すら出来ない「人の終末」であるとしています。
この事実は私が治療でお世話になっているK大医学部を経て勤務医として職歴され、草稿時は社会福祉法人同和園診療所所長に奉職されていた中村仁一氏。・著「大往生したけれゃ医療とかかわるな(自然死のすすめ)」で明らかにされています。

氏はこの著書のなかで「死ぬのは癌に限る」とまで確信的に述べておられます。「6070例を経験した今、それは確信にかわりました。」とあります。これは、壮絶で凄惨な癌死は、闘病した病院での死ならばであることを意味しています。濃厚な医療の介在であります。
氏は同時に、健康な人の癌化細胞数は毎日5000ヶとの知見をしておられますが、CTC(体内循環血中がん細胞数)5ヶまでなら転移癌無しとした癌マーカーの基準値(閾値)とマッチングさせれば、CTC規定値の半分、2.5ヶとなり極めて妥当な数値となります。つまり、癌は誰しもが避けて通る事が出来ない老化現象と捉える事が出来ます。普通の生態生理現象と言う訳です。なので、無理をして抗がん剤などで寿命を延ばす事には疑問を呈し、老い(老化現象)を病にすり替えて病院通いを続ける愚かさにも警鐘を発しておられる訳です。

さて、イキッパのハッシシ(マリファナ)ですが、警察にパクられるのも恐いので大きな声で言えませんが、抗がん剤(分子標的薬含め)やモルヒネ(オピオイド系)に比べ副作用もなくがん細胞が消滅した、或いは安らかな臨終の事実があり、寛解時の薬物依存も伴わないようです。只、エビデンスはありません。が、しかし、抗がん剤も同様にエビデンスの存在が確立されていませんのでハッシシの医療使用を否定出来得る合理的理由は見当りません。

抗がん剤の限りない身体への侵襲性、生存の為に自己が自己の身体を殺害する凄惨な様態、そして患者の尊厳を考える時、経済格差の無い平等性を維持できるであろうマリファナの医療使用を認めるべきかとも思います。

マリファナの効用    以下は’Wikipedia’から引用
大麻には鎮痛作用・沈静作用・催眠作用・食欲増進作用・抗癌作用・眼圧の緩和・嘔吐の抑制などがあり、抗炎症剤に十分な効果が見られない疼痛に対して大麻が有効である。ほかに、神経保護作用や、脳細胞の新生を促す作用が存在するらしいことが示唆されている。約250種類の疾患に効果があるとされている。

利点として大麻が医療用途に注目される理由には
1) 身体的害(副作用)が少なく、第一選択薬として望ましい。
2) 法的規制の問題を除けば、本質的には製造・入手が容易かつ安価。
3) 嗜好植物としての大麻には多くの品種が存在しており、薬効成分(THCCBDなど)のバランスが多様なため、患者の個人差・病状の差に適合した品種を見つけることができる(一種のテーラーメイド医療と言える)。
4) 既存の治療薬の効果が薄かったり、副作用が強い患者に対して別の選択肢となりうる。(代替医療)
5) いまだ有効な治療薬が存在しない疾患、難病に対して効果が認められることがある。
以上。

Notes
自然死:老衰あるいは癌などによる悪液質での餓死と言う事になります。経口による栄養摂取が出来なくなるのが一番の原因です。食欲増進する大麻成分は有効です。

CTC: 循環血中がん細胞数5ヶ/10mL以下を健康人と定義。成体総血量4Lで2000ヶ。半減期2.4時間で1日総癌化細胞数10,000ヶまでは健康人となります。マージンを考慮すれば癌化細胞数5000ヶ/日は適数と言えます。

大麻: 薬物のゲートウエイとして本邦では大麻取締り法により所持、栽培、譲渡が、また麻薬取締り法にて使用が禁止されている(合成含め成分摂取、但し自然摂取は除外)。医療用としてもその適応除外例はない。
アメリカ、カナダ、イスラエル、ベルギー、オーストリア、オランダ、イギリス、スペイン、フインランド等が使用認可されています。G8では日本国のみが法改正なく非合法のままです。
ー WHO Mortality Database による80歳以上の癌死亡率では1990年をピ-クとした欧米の顕著な低下に比べ日本だけが死亡率の上昇に歯止めがかかりません。アメリカではマクガバン・レポート(1977)、OTAレポート(1990)での癌代替医療のシフトを国策として推し進めました。ー

喫煙した場合、タバコの4倍のタールによる発癌リスクが云われているが、事実は逆で大麻の持つ抗癌作用からリスクは低いとされている。

脳細胞の新生を促す作用の存在: 癌とともにアルツハイマーの防止、或いは治療薬としての効果も期待されます。アンチエイジングと云う理由ではなく、「尊厳ある天寿」の意味からも有意と思われます。

モルヒネ:性疼痛緩和に使用されますが、日本ではフエンタニルを使用しています。モルヒネ1gに対しフエンタニル6mg換算です。
2007-2009年100万人当たりの一日の使用量はモルヒネ換算で日本=97.9g アメリカ=1792g 。フエンタニルは日本=80.5g アメリカ=990.4g。他にオキシコドンがありモルヒネ使用は極めて少ない。
モルヒネは免疫力の低下を招きますが、フエンタニルは自然免疫を活性化させます。

エビデンス(厚労省 抗がん剤の認可): 新薬認可では腫瘍の大きさが1/2以上縮小、4週間以上転移なく持続で、奏功患者数2割が条件
(8割の患者が効かなくてもいいのです。こんな薬、他にあるでしょうか)

 参考
大往生したけれゃ医療とかかわるな(自然死のすすめ) 中村仁一・著 

2012年4月11日水曜日

グラフ自動作成のご案内(お知らせ)



 『 癌・腫瘍マーカー管理シートVer.5.0』更新しました。(2012/4/8)
全てのがんマーカー数値を記録、グラフ化できます。 マーカーLIST57点。癌腫LIST59点。2軸型。9年分です。
 


  『ヘルス・マネジメントⅠVer.3.1』 更新しました。(2012/4/8)
疾患、疾病の記録とグラフ管理ができる毎日のEVENT管理記録と、月,年単位の記録ができます。グラフは月、年、9年。糖尿、痛風、貧血などの疾患リスト対応で、記録値はマーカーリストからそれぞれ選択できます。記録は任意の年から9年分までです。自由なマーカを2点登録出来るようになりました。
測定・記録マーカの説明(pdf)


9年グラフ



9年グラフ対数軸



event記入欄



DownLoadは下サイトから