2011年4月11日月曜日

全摘後のPSA20でも癌再発なし(治療の意味)

全摘出時65歳男性、術前PSA不明。GS不明。K里病院泌尿器科入院。
退院後尿道狭窄にて再度手術入院。全摘術後1年ほどで、PSA再発。

『0.1 なら問題無いが、0.3 というのは5年後に大きな癌細胞が出来る可能性が十分にある』『尿道の近くに癌細胞があることは間違いない。そこを放射線照射して癌細胞をたたいてしまえば完全に治癒することができる。もしこれをしなければ、どこか別の場所に転移し大きくなることは間違いない、そうなってからでは放射線治療は出来なくなり、ホルモン注射による治療になるが5年持つかどうかだ。今のうちなら放射線治療が効果的なのだ。』
との事でPSA0.4にて放射線治療開始。
が、放射線の奏功なく、素人目でも完全にFAILし、PSAは上昇していく。
(下PSA推移グラフ参照)
放射後19ヶ月でPSA14.5に上昇。臨床癌なし。症状癌なし。症状があるのは放射線の副作用のみ。この時点からホルモン治療に切り替えてPSA20でコントロールしているが、以後10年の経過記録では転移なし。ENHANCEMENTで癌なし。所謂『癌』は存在しない。症状は治療の副作用だけが残存した。

この時点で手持ちのカードは全てきった事になる。   Game Overです。

PSA20である。私の癌塊はPSA12~13でサイズ26mm(MAX)で浸潤していた。如何に人生色々、癌にも色々と言え、初発でもPSA20と言えば転移も疑う病態と思うのだが・・・。

病院の説明では、5年経過した時点で癌は大きくなっている筈だが(放射線は無意味だったので)・・・。PSA再発10年経っても癌の顔はみえていない。
















参考
Dirty Little Secret. 局所再発 と 非浸潤がん

苛めると癌は怒る! は本当か? うれピクない3倍返し

PSA値は副甲状腺ホルモンでも上昇 (日経メディカルより)2012/3/8追記)

PSA再発治療は、PSA≧2.0から



Notes
個人の闘病ブログからのPSA_Dataを許可なく借用しました。病院名や医師名を明記してありましたが、仮名で表記しました。PSAData及びブログの内容は信頼足りうると思っています。
もし、不快に思われたなら、連絡してください。削除いたします。
 
ina.takasi@gmail.com

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