2010年6月4日金曜日

立ち上がれない日本!(縮むか?胸腺!)

Tvを観て驚いた。『立ち上がれ日本』。このメンツである。格好が好いと言うにはかなり無理が来ているこの三人が立ち上がらせると言うのである。首筋にエレキバンを貼ってのご登場を観て、これを信じる国民は恐らく誰もいません。一番信じていないのは当のご三人です。老齢化して既に前立腺全摘状態で勃起不能の日本列島(ご三人では有りません)をエレキバン3人組が立ち上がらせると言うのです。かなり無理してコジツケた前書きでしたが、自律神経と胸腺のお話の続きです。

神経は大きく分けて2つあり、随意神経系(体性神経系)と不随意(自律神経系)であます。これが『二つの祖国』の由来であります。自律神経により支配される器官は心臓、肺、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、および生殖器等ですが、近年では、自律神経系、内分泌系に免疫系を加えたカテゴリーで扱われることもあり、プラス・ワン神経免疫学、精神神経免疫学に広がりを見せています。
ウツにも免疫のメカニズムが明らかになるといいですネ。期待しましょう。
12月15日『血は本当に血迷うのか』で書きました様に、血は必要な所に迷わず行きますし、逆のモーメント(NFB:ネガティブ・フイードバック)が作用(半力学的?)して元の状態に戻す恒常性が働きます。全て自律神経系の働きです。

有名なる言葉『闘争か逃走か(fight or flight)』なる極限のパニックやストレスを抱えた時、血は頭に上り、戦いでの出血を最小限に留める為皮膚や内臓へは最小限の血液供給しか行なわれない事が判りました。では胸腺は如何なる挙動を示すのでしょうか。マウスによる実験が行われました。
その結果胸腺はストレスに極めて弱い事が証明されました。急速にマウスの胸腺は萎縮していたのです。別の実験では、24時間金網に閉じこめる(拘束ストレスという)だけで、胸腺は約半分の重量に減量し、免疫能は著しく低下します。胸腺は実にデリケートな臓器なのです。只、この胸腺は老化による退萎とは異なりストレスから開放されると元の大きさに復元すると言う事です。ストレスは老化の大きな原因です。老化を早めます。オス、メスの有意差は明らかで、メスが断然耐ストレス性を顕著にしています。人間社会でも同じでしょうネ・・・・多分。

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