2010年5月26日水曜日

2月24日 雨合羽

膀胱と尿道の縫合検査です。アノ椅子です。此の頃になりますと、もうすっかり慣れたのか、言われ無くても学習されていますから、事は順調に進みました。検査はM医師がしてくれました。
M先生『あ~いいみたいですね。』カーテンの向こう側から先生の声が聞こえました。『先生、此の前の血液検査で、どうでした?輸血で何か支障出ていません?』と私。『少なくても、急性では何も無いですけどネ・・・』下腹部で何かが動いているのが判ります。ファイバーカメラでしょう。

人が血なる物に拘るのは、何も感染だけの理由だけでは無い様な気がします。宗教とかの教えでも在りません。それは、もっと根深い(自覚なき遺伝子に奥深く隠されて継がれて来た)、本能に近い、生物の営みを感じます。血イコール階級なるイメージからでしょうか?物理的にも同じ固体(肉体)を持ちながらも・・・人は血に拘り続けます。

足をお湯に浸しながら、湯船に座ってYちゃんを待ちました。入院生活も此の頃になると(練れとは恐ろしいもので)、羞恥心と言う物が有りません。もうすっかりバーデ気分です。水着で来るんやろか~とか、あらぬ想像を張り巡らします。背中で物音がします。へ?お着替えか?
などと想いながらも振り向くのはハシタナイので我慢していました。まるで、新郎が湯船で新婦を待つ気分です。
思わず振り返ったのは戸が大きく開き、姿が見えた時でした。何とYチャンは雨長靴に雨合羽、両手にはゴム手袋と言うイデタチでした。吃驚しました。これが病院と言うものか・・・。
私がバカでした。

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