2010年5月14日金曜日

癌の途中ですが・・・パックス・ブリタニカ カエサルの物はカエサルに

癌のお話の途中ですが、地政学のお話ではありません。散逸した文化財のお話です。
先日BS・TVで文化財の返還を求めてユネスコを調停に、国際会議にまで進展したドキュメントを放映していました。槍玉に挙がったのはロゼッタ・ストーンとツタンカーメンのマスクや何れも人気の高い文化財的価値のある物ばかりである。対決は 主にエジプト対イギリスである。イギリスは1900年代以前から初頭に、大英博物館がオスマントルコから金員にて買い受けたとしているが、時はパックス・ブリティシュの正に開花寸前の出来事である。1882年にはスエズ運河も手に入れた。飽くなき覇権を重ね、中国のお茶、ヒマラヤ山岳の高山植物、インドのお茶や香辛料と飽き無く、果て無くはお茶なるものを巡ってアヘン戦争まで引き起こした。
勉強不足でこれらの歴史観はありませんが、おる宗教団体が所有しているミュージアムでも同じ様に、他国の文化財と思える展示がゴロゴロと多数ありました。所有者の明記すらありません。誰々所蔵とか誰々寄贈とか言うあの名札の様なものが無いのです。
カンボジア等では、アンコールワットの壁(リトグラフぽい彫刻)を剥がしたとか、理由はガバメントの内紛で文化財を保護目的のチョー避難的行為の為だと言っています。当然他国に売られています。
文化財は民族のアイデンティティではありませんか。その民族の歴史でもあり、ご先祖様の遺品でもあるのです。他国がドウのコウの口や手を突っ込む話では在りません。これ等の遺品は民族を超越した存在である事は認めますが、即刻無償返還しましょう。
神の物は神に、カエサルの物はカエサルに(キリストの言葉で、駄洒落ではありません)返しましよう。解りましたか?

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