2010年5月6日木曜日

2月16日 手術室 光と3童女のお出迎え


寝不足の様である。頭が重い。まぁ~どうせ嫌ほど眠る事になるので、バランスは取れるだろう。
昨夜主治医のW先生とM先生が病室に体調伺いに来てくれたが、早く寝てくれただろうか?前日飲み会なんかで2日酔いなんて事は無いよな~?もし、眼とかが、充血して真っ赤になっていたら怖いよなぁ~。とか色々想いながら、どうせ脱いでしまう下着を履き替えた。もう癌の事など頭からすっかり消えてしまっていて、正常な頭の働きは停止状態にある。手術の前日に夫婦喧嘩などされた日には患者はタマランやろうなぁ~。これも運不運と諦めるしか無いか・・・患者の頭はもう色々に巡るものである。
朝6時に浣腸をして貰ったが、もう出るものも何も無いらしく、諦めて手洗いから部屋に戻ると、これからマーキングしましょう。と言ってお腹のメスが入る部分に×印を2ヶ所。神経を取り出す足の部分に3ヶ所×印をされた。患者の取り間違い防止のためである。お腹に姓名でも大書きした方がいいかも・・・
手術室は4階にある。歩いて自主的に行くのである。看護師も同伴しない。どうも、途中で患者が逃げ出す事は想定していない様である。なので、強引にベッドに縛り付けて運ぶ等と言う事は無いらしい。これも友人からの話であるが、病室で麻酔してベッドに寝かせたまま手術室に運ぶ病院もあるらしい。一見合理的な手段とも思われるが直前の逃亡劇を避けたい病院側の本音だろう。患者が高齢者や子供では、ソレなりに想像ができるからまるきり笑えない。
エレベーターに乗ったドアーの正面にもドアーが設えてあって家族と共に4階でおりたが、驚いた。
そこは光の世界なのである。自然界や日常にある光景では無い。凡そ陰影などと言うものがないのである。やや目に慣れたダダッ広い光の空間の中に3人の童女がいて、出迎えてくれるのである。早くも、あの世かとたじろいだ。

記録【桃色吐息】

0 件のコメント:

コメントを投稿