2010年4月28日水曜日

1月20日 命と金 がん保険


友人のS君の相談内容とはこうである。S君は以前銀行に務めていたが退職して今は保険業務に携わっていて、私も大半の保険はS君に世話になっていると言う、その様な間柄である。S君はある顧客から、がん保険の加入を頼まれたが、どうも話を聽いてみると、10年来睾丸が一つ無いようである。と、私に言うのである。S君は即答を避け当人の了承のもと私を訪ねた次第である。
私は直感ではあるが、睾丸癌ではないかと思う。比較的若年層に多くある癌腫ではあるが、日本人10万人当たりで1、2人の頻度で疾患するらしい。

癌も治療をうけて5~10年も経つと、つい【がん保険】と誰しも望みたくなるのも人情だが、普通の人は避けたほうが身の為にも懸命である。保険はもともと生命を賭けた博打ではあるが、告知を偽ったが故に自分自身の生命を捨てなくてはならない事態もまま在るからである。
癌は原発巣の性格を持ちます。ですから、肺癌でも転移性肺癌と原発巣性肺癌とでは治療方針が異なる訳です。医師への告知を怠った為に間違った治療で病状が改善されず、重篤な症状まで陥った人もおられます。例えば、前立腺癌性肺癌の場合はPSAの値は高くなり、治療はホルモンの投与もアリです。
正確な告知は貴方の命を守ります。保険で癌は治りませんが、心強いのは確かなようです。

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